子どもが居なくて良かった

若い頃に結婚をしたこともあり、まだまだ私は子どもだったのかもしれません。

元々、結婚願望もなく、相手に押されて何となく結婚をしてしまったというところがあります。

そのため、子どもが欲しいという気持ちも持っていませんでした。ただ好きな相手と楽しく暮らしていれば、それだけで幸せだったのです。

ところが、結婚生活というのは、そんなに甘いものではないという現実に直面しました。

相手の両親が高齢ということもあり同居していたのですが、その介護に追われるようにいなってしまったのです。

しかも、その両親が借金をしていることを知ってしまいました。

結婚してからも、主人はそれをずっと私に隠していたことになります。さすがに、このような状況では私も我慢できません。

私の両親も借金がある家庭に偏見を持っていたこともあり、私自身も介護生活と借金返済に追われる生活のために結婚したいと思ったわけではなかったので、離婚を考えるようになりました。

結婚をする時の条件として、私は働かなくていいと言われていました。

相手の両親の借金のために働くというのも、もちろんしなくていいことになっていました。

このような理由もあり、主人の方からも「我慢しなくていいよ」と言ってもらえて円満離婚となりました。

もし、子どもが居たら、こんなふうになることはなかったと思います。何としてでも、育児と介護、借金返済に追われてでも頑張って結婚生活を続けていたと思うのです。

その点、逆に子どもが居ない間に分かって良かったのかもしれないと思いました。

そして、若いうちに離婚したことでいい経験として捉えることもできて良かったと思えるようになりました。

まだまだやり直しがきく年齢だったことも、良かったのかもしれません。

歯ぎしりとサプリ

帰宅してすぐ手を洗える流し台

私が購入したマイホームはもともと設計が決まっている、いわゆる“建売物件”でした。

建売物件だと、基本的には提示された設計条件の変更はなかなか出来ません。

さらにはすでに家が完成した状態で売られていることも多いので、その場合は変更のしようがないが無いのです。

でも私がお世話になっていた不動産屋さんから「多少のご希望には応えられます」と言われたので、ひとつだけプランの変更をお願いしました。

そこでワガママを聞いてもらうことができたのは、購入したタイミングが家の建築前だったからです。

建築プラン自体は確定していましたが、購入の契約をした時にまだその土地は更地で家の基礎すら作られていませんでした。

私が変更をお願いした内容は、玄関を入ってすぐの場所に手を洗うことができる鏡付きの流し台を付けることでした。

外出から戻った時や、お客さんが来た時に、ササッと使える流し台が欲しかったのです。

実は建売物件だとこれが無い設計がほとんどでした。
友人宅へ行くと、お風呂の横にある洗面台で手を洗わせてもらうことが多いですが、
なんとなく個人的には歯ブラシや洗顔フォームなどを見られることに抵抗を感じます。

あとは、お掃除が苦手なことを自覚しているので、日々使用する汚れやすいスペースとお客さんが使うスペースを分けておきたい考えがありました。

恥ずかしながら、このプラン変更の動機は私のズボラな性格によるものです。

実際のところお客さんが泊まる場合でない限り、家族が日常的に使う流し台は見られなくて済むので楽です。

うちに遊びに来た友人などからも、「こういう流し台があるといいね」と言ってもらえることが多いのでうれしいです。

子どもや子どもの友達が来ると手が泥だらけだったりして、洗う場所が玄関前だと部屋に汚れを持ち込む前に洗い落とせるのでとても良いです。

中古と新築で悩んだ結果

子どもの誕生をきっかけに10年間住んだ賃貸アパート生活にピリオドを打つべく、マイホームを探し始めた私達家族ですが、理想と現実のギャップに直面しました。

周りのママ友達は当たり前のように土地を購入し、注文住宅を建てていました。

私は安易に、同じ1歳の子どもを持つ専業主婦の家庭ができていることなのだから、我が家も当然のように、同じように土地を購入し、注文住宅を建てることができると思って探し始めました。

でもそれは大きな間違いで、その間違いに気づいていないのは私だけでした。夫も私の両親も我が家の収入では、とても無理であることを承知していました。

ハウジングセンターへ行き、営業の方と話を進めてみると、現実は厳しいことに気づき出しました。でもせっかくのマイホームならば、と諦めきれない気持ちもありました。しかしながら、私以外は乗り気ではありません。仕方がないので、新築の建売住宅を見に行くも、希望の条件の物件が見つかりませんでした。

半ば、諦めかけた時でした。中古住宅ではありましたが、条件的にも価格的にも目を惹く物件が見つかったのです。今までは乗り気ではなかった夫もこの物件ならば、と前向きでした。私の両親も同じでした。

多額のローンに苦しむよりも、身分相応の物件ではないか、と思ったようです。正直、私は悩みました。自分の理想と希望を取り入れたピカピカの新築住宅に住みたい、でも多額のローンの支払いに生活を束縛され、即、共働きでないと返していけないようではただ、マイホームを手に入れただけで終わってしまう。

長年待ち望んで産まれた我が子を保育園に預け、ローンのために働きに出る生活。それが、理想の生活なのだろうか。自問自答した結果、私は中古住宅という選択に決めました。

確かに、ピカピカな新築は憧れです。でも、マイホームは手に入れただけでは終わりません。維持をしていくことも必要です。

また、子どもが大きくなれば今以上に子どもにもお金がかかってきます。無理は禁物です。私達には、この選択がきっと正しかったと思っています。