帰宅してすぐ手を洗える流し台

私が購入したマイホームはもともと設計が決まっている、いわゆる“建売物件”でした。

建売物件だと、基本的には提示された設計条件の変更はなかなか出来ません。

さらにはすでに家が完成した状態で売られていることも多いので、その場合は変更のしようがないが無いのです。

でも私がお世話になっていた不動産屋さんから「多少のご希望には応えられます」と言われたので、ひとつだけプランの変更をお願いしました。

そこでワガママを聞いてもらうことができたのは、購入したタイミングが家の建築前だったからです。

建築プラン自体は確定していましたが、購入の契約をした時にまだその土地は更地で家の基礎すら作られていませんでした。

私が変更をお願いした内容は、玄関を入ってすぐの場所に手を洗うことができる鏡付きの流し台を付けることでした。

外出から戻った時や、お客さんが来た時に、ササッと使える流し台が欲しかったのです。

実は建売物件だとこれが無い設計がほとんどでした。
友人宅へ行くと、お風呂の横にある洗面台で手を洗わせてもらうことが多いですが、
なんとなく個人的には歯ブラシや洗顔フォームなどを見られることに抵抗を感じます。

あとは、お掃除が苦手なことを自覚しているので、日々使用する汚れやすいスペースとお客さんが使うスペースを分けておきたい考えがありました。

恥ずかしながら、このプラン変更の動機は私のズボラな性格によるものです。

実際のところお客さんが泊まる場合でない限り、家族が日常的に使う流し台は見られなくて済むので楽です。

うちに遊びに来た友人などからも、「こういう流し台があるといいね」と言ってもらえることが多いのでうれしいです。

子どもや子どもの友達が来ると手が泥だらけだったりして、洗う場所が玄関前だと部屋に汚れを持ち込む前に洗い落とせるのでとても良いです。

中古と新築で悩んだ結果

子どもの誕生をきっかけに10年間住んだ賃貸アパート生活にピリオドを打つべく、マイホームを探し始めた私達家族ですが、理想と現実のギャップに直面しました。

周りのママ友達は当たり前のように土地を購入し、注文住宅を建てていました。

私は安易に、同じ1歳の子どもを持つ専業主婦の家庭ができていることなのだから、我が家も当然のように、同じように土地を購入し、注文住宅を建てることができると思って探し始めました。

でもそれは大きな間違いで、その間違いに気づいていないのは私だけでした。夫も私の両親も我が家の収入では、とても無理であることを承知していました。

ハウジングセンターへ行き、営業の方と話を進めてみると、現実は厳しいことに気づき出しました。でもせっかくのマイホームならば、と諦めきれない気持ちもありました。しかしながら、私以外は乗り気ではありません。仕方がないので、新築の建売住宅を見に行くも、希望の条件の物件が見つかりませんでした。

半ば、諦めかけた時でした。中古住宅ではありましたが、条件的にも価格的にも目を惹く物件が見つかったのです。今までは乗り気ではなかった夫もこの物件ならば、と前向きでした。私の両親も同じでした。

多額のローンに苦しむよりも、身分相応の物件ではないか、と思ったようです。正直、私は悩みました。自分の理想と希望を取り入れたピカピカの新築住宅に住みたい、でも多額のローンの支払いに生活を束縛され、即、共働きでないと返していけないようではただ、マイホームを手に入れただけで終わってしまう。

長年待ち望んで産まれた我が子を保育園に預け、ローンのために働きに出る生活。それが、理想の生活なのだろうか。自問自答した結果、私は中古住宅という選択に決めました。

確かに、ピカピカな新築は憧れです。でも、マイホームは手に入れただけでは終わりません。維持をしていくことも必要です。

また、子どもが大きくなれば今以上に子どもにもお金がかかってきます。無理は禁物です。私達には、この選択がきっと正しかったと思っています。

ちょっと変わった我が家

我が家は少しだけ変わっています。建物が変だとか、デザインが変だとかそういう意味ではなく、私の家の隣に旦那のお父さんの趣味の部屋があるのです。

我が家は4人家族。私と旦那、子供二人なのですが最近マイホームを建てました。

そのときに、お父さんが、お父さんの自宅近くに土地があるということでそこにマイホームを建てることになったのですが、そこにお父さんも「趣味の部屋を作りたい!」という話になり、我が家の隣にお父さんの「趣味の小屋」を建てることになりました。

もちろん、趣味の小屋はお父さんの自腹です。その小屋は我が家の雰囲気に合わせて外観も同じになっているので、よく「お店のようだ」と言われます。

そこから少し変わっているのが、趣味の小屋と我が家が廊下でつながっています。

そして、我が家から小屋へ行く廊下を進むとドアがあり、そこからは鍵を開けないと入れません。

私の家も鍵がないと入れません。なので、廊下があってもお互いの部屋を自由に行き来できないようになっています。

二世帯住宅とはまた違い、我が家にはお父さんの趣味の部屋だけがあるのです。

この話を友人たちにすると「旦那のお父さんが家にいるなんて嫌でしょ」なんて言われますが、鍵もありますし、何か言うタイプの人ではないのでなんとも思っていません。それになによりいいことがあります。

それは、子供たちの遊び相手になってもらえることです。お父さんはもう定年退職をしているので、昼間はよく趣味の部屋にいるのですが、そこに子供が遊びに行くので家事の忙しいときは大助かりしています。

ちなみに、お父さんの部屋の電気代や水道代はうちが支払っているのですが、そのかわりに子供たちの面倒もよく見てくれるので、いい関係だと私は思っています。

趣味の小屋にはたまに私も入れてもらうのですが、部屋いっぱいに本やレコードがきれいに飾られています。

こんな老後はとても素敵だな、と思うし自宅ではできない隠れ家的な雰囲気が漂っていて、私も歳をとったらこんないい部屋を作りたいなぁと尊敬しています。